ポイントは“暗い方”から“灯りの方”を眺めるというシチュエーションになり、立ち位置(カメラ側)が暗い状況の時に最も効果があります。
具体的な例としては、“外”から“室内”を見る(暗い屋外から温かい灯りのある室内を見る)ようなショットの時に効果があります。あるいはマンション広告の様に“薄暗い室内”から美しい夕日や街の夜景を眺めるようなショットなど。
一方、LDK(室内単体)の様な照明で部屋全体が均一の明るさになるような空間ではあまり夜のライティングの効果はありません。
もちろん「室内単体」の場合でも、例えばベッドルームや書斎の様にダウンライトの照明を落として、間接照明やスポットライトで「明」と「暗」が演出できるような空間シチュエーションの場合は夜のライティングが活きてきます。
↓の様なLDKの場合は、照明が均一になりますので、上記の様な「明」と「暗」のグラデーションが生まれにくいです。このため均一な照明の空間の場合、太陽光が降り注ぐ昼景ライティングの方がおすすめです。